先日、私の私的に使っているメールアドレスに国税庁からの督促を語る詐欺メールが届きました。
税理士に送りつけてきたのが運の尽き、このブログをご覧いただいている皆様への注意喚起のため、
以下メールの全文を転記いたします。
From: “国税庁” <■■■■■■■■■■■■>
To: “■■■■” <■■■■■■■■■■■■>
Date: 2022/08/24 水 15:38
Subject: 税務署からの【未払い税金のお知らせ】
PlayStation e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
あなたの所得稅(または延滞金(法律により計算した客勛 について、これまで自主的に納付されるよう催促してきま したが、まだ納付されておりません。
もし最終期限までに 納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの值権など の差押処分に着手致します。
納稅確認番号:****8902
滯納金合計:50000円
納付期限: 2022/8/24
最終期限: 2022/8/24 (支払期日の延長不可)
お支払いへ⇒ https://www.nta.go.jp/tax-payment
※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
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発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
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メールを読むと相手方の署名が「国税庁」と表示されていたり、支払いサイトのURLがいかにも国税庁のサイトの様であったり(どこに飛ぶのか興味はありますが絶対にアクセスしないで下さい。)、最後の署名も国税庁のHPの文体に似ており、中々精巧に作られていると感じました。
では、何故このメールが怪しいと気付いたかというと、そもそも自分の確定申告は電子申告していないからです。(ペーパレスの時代にお恥ずかしい限りです。)
(余談ですが、確定申告を紙で行うと処理が後回しにされるので、税金の還付も遅くなります。
善良なる読者の皆様には是非電子申告をお勧めいたします。)
他にも使われている漢字や文章が所々日本人にとっては違和感があることや、納期限が当日中と短すぎることもおかしいと気付くポイントでしょうか。後、そもそもこんな大事なことメールできません。
納期は実務をやっていなければ分からないでしょうし、相手を慌てさせて考える間を与えずに振り込ませることが目的なのでしょうね。
今時このメールで騙される方は多くはないでしょうが、善良なる会計事務所の一員として税金と偽ってお金を搾取しようというのは許せませんので、注意喚起のためブログにしました。
読者の皆様はくれぐれもお気を付け下さい。
(HIPON)