令和3年分確定申告から、パソコンで申告書を作成される方も、スマホのアプリ(マイナポータルアプリ)でパソコン上に表示されたQRコードを読み取れば、ICカードリーダライタを使用せずマイナンバーカード方式によるe-Tax送信ができるようになりました。
いままではマイナンバーカードをICカードリーダライタにセットしてマイナンバーカードを読み取り、受付システムにログインする必要がありましたが、これが上記の通りスマホとQRコードのみで行えるようになりました。
・利用開始手順
https://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/kanbenka/05.htm#tabs_4
・申告手順
①スマートフォンにマイナポータルアプリをインストール
②パソコンで作成した申告書を保存し、提出方法にマイナンバーカード方式(2次元バーコード)を選択
③提出する申告書等を選択
④マイナポータル連携を選択
⑤アプリで2次元バーコード読み取り
⑥マイナンバーカードパスワード入力
⑦読み込み完了後にパソコン画面から申告書提出
お使いのブラウザによっては追加で必要なダウンロードソフトもあるようですが、それも案内されています。
実際やってみたところ手順はかなり楽なので使いやすいと思いました。
還付申告の場合は正月明けの国税庁確定申告サイトが出来上がってから申告可能ですが、1/5に申告し、還付金が振り込まれたのが1/28だったので3週間ちょっとで処理されるようです。処理の進捗状況についてもマイナンバーカードをスマホで読み込ませることにより確認可能です。
令和4年分確定申告からは、ふるさと納税や各種所得控除等のマイナポータル連携についても拡充されるようなのでより使いやすくなると思われます。
例えば医療費控除については従来は9-12月分が取得可能であったものが令和4年は1年間分を取得可能になる予定です。
また、e-Taxに関する要望も受け付けていますので、保険料控除や寄附金控除の入力画面がバグるから直してほしい、などの要望も出すことができます。
https://www.e-tax.nta.go.jp/goiken/goiken.htm
(小林)