先日のメルマガでは、令和元年度の国税庁「会社標本調査 http://m.mkmail.jp/l/i/nk/ahjckecmtest」が公表され
およそ275万社の申告のうち、納税法人が105万社におよんだことをご報告しました。
https://orion-tax.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-bdcfc0.html
以前にもお伝えしたかもしれませんが、
お客様から、『税務調査はどのくらいの確率で来ますか?』とよく質問されます。
私は、いつも『1/2の確率で来ます』
そして、『調査が実施された場合、8割程度の確率で追徴課税を受けます』と回答し
ます。
それは、国税庁の法人税等調査事績から把握することが出来ます。
http://m.mkmail.jp/l/i/nk/rv0x04cmtest
まず、税務調査ですが一般的には納税している会社に来ます。
税務署も暗黙のノルマがあるらしいので・・・、
調査したからには、何かしらかの仕事をしないといけません。
そうなると、自然と黒字企業に調査が集中します。
令和元年であれば、対象となる企業は105万社に絞られます。
次に、税務署の追徴課税できる期限は原則5年なので
5年に1度調査に入れば、課税する機会を逃さずにすみます。
その場合、年間の調査対象は21万社(105万社/5年)に絞られます。
ここで、国税庁の過去の法人調査事績を確認すると
直近の公表データでは年間9.9万社の調査を実施しております。
故に、上記21万社のうち47%(9.9万社/21万社)が調査に入られることになります。
また、非違(修正や更正・決定)があった件数は7.4万社とのことですから
調査により実際に追徴課税を求められた割合は75%程度(7.4万社/9.9万社)になりま
す。
故に、47%の確率で調査に入られ、75%は追徴を求められるので
単純計算では利益計上法人は35%(47%×75%)以上の確率で、5年内に追徴課税され
ることになります。
~信じるか信じないかはあなた次第です~
忘れていけないのは、もちろん、弊社は追徴課税されないように戦う事務所です!!
水品