日本のチームに所属しているプロサッカー選手は、個人事業主となるので、
確定申告が必要になります。
事業所得と給与所得で迷われますが、事業所得として申告することになります。
また、社会保険には加入できないので国民健康保険に加入することになります。
前々年の収入額が1,000万円を超える場合には消費税の課税事業者にもなります。
収入については、基本給、出場給、ボーナス給、スポンサー収入が一般的で、
有名になるとテレビ番組やCM出演料、サッカー教室報酬、書籍の印税などが挙げられます。
経費については、スパイクなどのサッカー用具、トレーニングウェア、トレーニングジムの利用料、
交通費や宿泊費などの旅費交通費、会食等の交際費、士業への報酬、トレーナーなどの人件費などが挙げられます。
Jリーガーの平均年収は3,200万円前後で経費を差し引いても、課税所得が1,000万~2,000万円はあると思うので30%~40%は税金でもっていかれてしまいます。
住民税、国民健康保険を考えるとさらに税金の負担が・・・
活躍しているときは問題ないですが、ケガ・戦力外などで突然引退のリスクありえるプロサッカー選手には、退職金という制度がありません。
ただ、個人事業主のために国が退職金制度として設立した小規模企業共済制度というものがあります。この小規模企業共済への掛金は、必要経費として計上でき節税にもつながり、引退後に小規模企業共済を解約した場合、掛金納付月数に応じて掛金総額の最大120%相当額が受取れることになります。ですので、プロサッカー選手の多くが加入しているそうです。
Jリーガーの契約は、プロA契約、プロB契約、プロC契約の3種類に分かれています。
Aプロ契約
年俸上限はないが、1チーム25人まで
J1所属チームは最低15人以上、J2所属チームは5人以上と契約を結ぶ必要がある。
新人選手がA契約を結ぶ場合は、初年度に限り出場給を含む報酬に700万円の上限が設けられている。
Bプロ契約
年俸の上限は480万円。人数制限なしとされている。
Cプロ契約年俸の上限はB契約と同じ480万円
だが、新卒入団後以下に示す所定の出場時間をクリアしていない者が該当するそうです。
J1 – 450分(5試合フル出場相当)
J2 – 900分(10試合フル出場相当)
J3・JFL – 1350分(15試合フル出場相当)
プロ野球選手は、入団の際に契約金が数千万円~支給されていますが、Jリーガーには契約金がありません。支度金はありますが数百万ほどです。
平均年収をみてもプロ野球は、4,000万円超でJリーグより待遇がいいです。
JリーガーでもJ2、J3選手はアルバイトしないとやっていけないというのも驚きでした。
ビッキー