RESASとは、政府が提供する地域の経済や社会のデータを可視化して分析するためのシステムであり、2015年に提供が開始されています。
地方創生に資することを目的としており、地方自治体や企業、研究者などが、地域の現状を把握し、政策や事業の計画に役立てるために利用されています。このシステムは内閣府が主導し、経済産業省が管理運営を行っています。提供データと主な特徴は次のとおりです。
【提供データ】
・人口動態:地域ごとの人口推移や年齢構成。
・産業構造:主要産業の動向や事業所数、就業者数。
・観光データ:観光客数、出発地・目的地の傾向。
・企業活動:地域ごとの企業分布、売上状況。
・エネルギー消費:地域ごとのエネルギー使用状況。
・交通・物流:人や物の流れに関するデータ。
【主な特徴】
1.多様なデータの統合
地域経済や社会の動向に関するさまざまなデータを一つのプラットフォーム上で閲覧できます。
人口、産業構造、観光、物流、エネルギー、企業活動など、幅広い分野のデータを提供。
2.データの可視化
データが地図やグラフの形で直感的に表示されます。
ユーザーが地域ごとの課題や強みを容易に分析できるように設計されています。
3.政策立案のサポート
地域特有の課題を把握し、エビデンスベースで政策を立案するために役立つツールです。
4.無料で利用可能
インターネット経由で誰でもアクセス可能で、登録や費用は必要ありません。
2024年8月に、このRESASに新たに「経営環境分析シート」機能が追加されています。→リリース情報
【経営環境分析シートの特徴】
1.e-Statとの連携:
政府統計ポータルサイト「e-Stat」と連携しており、RESASの画面から直接自社の業種を調べることが可能です。
2.業界規模と動向の簡易確認:
業種(大分類、中分類、分類コード)を選択するだけで、業界動向に関する統計データが自動で表示されます。
3.最新データの活用:
総務省および経済産業省が実施する経済構造実態調査の最新データ(2024年7月公表)を基に、コロナ禍からの回復 状況など、業界の最新動向を確認できます。
4.スマートフォン対応:
レスポンシブ昨日を採用しており、スマートフォンからでも簡単に利用できます。
下記のリンク先から簡単に利用できるので興味のある方は試してください。
経営環境分析シート 直接リンク先
(T. I.)