(1) はじめに
令和6年4月1日以降に法定申告期限が到来する申告手続きで、法定申告期限内に申告したものについては、e-Taxで申告書データを送信する際に必要事項にチェックするだけで、各申告手続の法定納期限当日に自動的に口座引落しによる納付ができるようになりました。
(2) 対象となる申告手続
自動ダイレクトの対象となる申告手続は下記の通りです。
0024001-051_01.pdf (nta.go.jp)
法人税、所得税、消費税、源泉所得税など、ほぼすべての納税が対象となっています。
(3) 注意点
法定申告期限当日に手続きをする場合には以下のとおり納付できる金額に制限があります。
令和6年4月1日~令和8年3月31日 1,000万円以下
令和8年4月1日~令和10年3月31日 3,000万円以下
令和10年4月1日以降 1億円以下
(4) まとめ
なお、法定納期限当日に申告手続をした場合は、翌取引日になるようです。
納税額によっては延滞税が生じる可能税がありますので注意が必要です。
また、残高不足等で引落しができない場合も延滞税がかかる場合があります。
簡略化される手続きはあまり時間がかかるのもではありませんでしたし、必要事項へのチェックのし忘れや残高不足で引き落としできなかった場合のデメリットを考えると、個人的には引き続き現行制度の利用の方が心配ないと考えております。
(HIPON)