つい先日、錦糸町方面にお仕事で行くことがあったのですが
秋晴れのさわやかな気候でしたので、少し旅気分が味わいたくなりました。
で、錦糸町⇒大塚駅 行のバスがあったので
なんだか「ぶらり途中下車の旅」のように1時間程度かけて
大塚駅までのんびり帰りました。
途中で御徒町を通過したのですが、車窓から眺めていると
ふと昔のことを思い出しました。
御徒町と言えば、僕が税理士として初めて勤務した会計事務所が
御徒町にあったのです。
当時の所長が、僕が残業していたところ
お寿司屋さんに誘ってくださいました。
その時に、
『いいか、水品
子供と寿司屋に行っても一番いいネタは、食べさせたらいけないぞ。
子供が大人になったとき、自分で獲得する喜びを残しておいてあげないといけないのだから。』と、
僕は、その言葉を忠実に守るべく、と言うよりも安く済ませるために
ことあるごとに、子供と食事に行った際にこのエピソードを話します。
ただ、よくよく思い出すと
無作法にも、所長がご馳走してくださると思い、ウニ、いくら、トロなどと
高いネタから注文していた僕に
子供のエピソードに例えて、
自分で稼げるようになってから注文するように、教えてくれていたのかもしれません。
今とのなっては、その言葉の真意を確かめることもできません。
晴天の秋空の上から、そんなこともあったと笑っているでしょうか。
水品