消費税申告書において、納付すべき消費税及び地方消費税を計算しますが、このとき若干注意が必要です。
地方消費税の計算は下記の通りですが、この乗じる割合について、①課税標準に掛割ではなく、②この割合を小数に直してから課税標準に乗じる必要があります。
というのも①の場合は理論値とズレが生じる場合があるためです。
(例)
消費税の差引税額 3,900,000
①地方消費税額 3,900,000×22/78=1,100,000
②地方消費税額 3,900,000×0.28205128205…=1,099,999→1,099,900
となり100円ズレます。
上記の通り課税標準×税率で税額を求めるため②が正しいこととなります。
地方税法(地方消費税の税率)
第七十二条の八十三 地方消費税の税率は、七十八分の二十二とする。
エクセルなどで消費税申告書を理論値計算されている方はご注意下さい。
(小林)